もともとはリウマチ疾患のために開発された
ビリジアン(viridian)の日焼け止めの原料となっているメロンは南フランスのアヴィニョン地方で栽培されている品種で、普通のメロンに比べ3~4倍腐りにくいという性質があり、メロンに含まれている抗酸化酵素が人の細胞に対しても抗酸化作用を発揮するということから、リウマチ治療に使用する薬剤として研究開発されました。研究とともに、このメロンの抗酸化作用は経口摂取(飲むこと)によっても得られるということが発見され、また、この抗酸化酵素を小麦の抽出物(グリアディン)という成分でコーティングすることでいっそう抗酸化作用が高まることから、この二つの原料を組み合わせた成分を〝グリソディン〟(GliSODin®)と名付けて商標登録しています。
抗酸化物質SODの需要
1990年代にはヨーロッパで抗酸化物質(SOD: Super Oxide Dismutase)を様々な治療に生かすための研究が行われており、それまでは牛の血液からこの物質を抽出していましたが、ちょうど同時期にヨーロッパで狂牛病が流行したことから、別の原料からSODを抽出することが必要になったのをきっかけにこのメロンの高い抗酸化作用が注目され、治療薬として応用されるようになりました。
グリソディンの日焼け防止効果
メロンに含まれているSODは高い抗酸化作用をもつ成分ですが、コーティングに使われている小麦の抽出成分(グリアディン)はメロンのSODが胃酸で分解されるのをふせぎ、腸内での吸収を促進する働きをすることでSODの効果を著しく高めるということが研究で明らかになっています。メロンのSODが細胞内に吸収されることで、紫外線をはじめ様々なストレス要因によるフリーラジカルの発生とそれによって起こる細胞の酸化を抑制する効果があり肌に対しても細胞の抗酸化作用を発揮することでメラニンの生成抑制効果があると考えられています。
ビリジアン(viridian)とメロンの関係
ビリジアンでは遺伝子組み換えの品種の使用や放射線処理など徹底的に排除しており、viridianではそのようなコンセプトを満たす原料のみを使用して製品を作っています。このメロンはビリジアン(viridian)の理念を満たし、人の身体にやさしい原料であることから、飲む日焼け止め〝S.P.F Skin Pro-Factors〟の原料として使用されるようになったというわけです。