日焼けの原因はフリーラジカル

フリーラジカル
すべての物質は原子からできており、原子のまわりには分子とよばれるものが存在し、決まった数の分子をもつことで安定し、正常に機能することができます。フリーラジカルとは不安定な分子を持つ原子で、〝自由で過激な〟という意味をあらわし、細胞を酸化させる〝活性酸素〟の一つです。

このフリーラジカルは様々な要因(紫外線 / たばこ / 排気ガス / 肉体的・精神的ストレス / 化学合成医薬品 / 食品添加物)によって体内で発生し、不足している分子を他の原子から奪い取ることで機能を回復しようとする性質があります。奪い取られた原子は他の原子から分子を奪うため、この負の連鎖によって細胞の酸化がひろがり、細胞の劣化や死滅を引き起こします。

紫外線によって発生したフリーラジカルは、肌のたんぱく質(コラーゲンやエラスチン)などを破壊してしまうため、それによって〝光老化〟を引き起こし、これがシワやたるみの原因になると考えられています。

酸化を防止するには?!

紫外線によるフリーラジカルの発生を抑制するのに効果があるのが〝抗酸化物質〟です。抗酸化物質は細胞の酸化を防止し、細胞の変形・死滅を防ぐ効果があるため、肌のハリ、弾力を保ち、酸化によるメラニンの生成を抑制することで日焼けを防止します。




P.O.L.C.の有効成分

高い抗酸化作用を持つカ〝ニュートロックスサン〟

ローズマリーにニュートロックスサン
ローズマリーとシトラスによるニュートロックスサンは、スペインのモンテローダ社によって商標登録されている成分で、ヨーロッパでは古くからこの成分による日焼け防止効果が認められています。

眼精疲労に〝クロセチン〟

クチナシにクロセチン

クロセチンはクチナシやサフランに多く含まれる色素成分で、肌に対する抗炎症効果が高いとされ、眼精疲労を緩和したり、それによる血行不良を改善する働きもあります。

紫外線から目を守る〝ルティン〟

マリーゴールドにルティン

ルティンはマリーゴールドに多く含まれる色素成分で、目に入る紫外線を軽減し、目の網膜や水晶体を保護します。ルティンの色素成分は白内障や緑内障の治療にも有効とされています。

メラニンの褐色化を防ぐ〝ザクロエキス〟

ザクロにアントシアニン

ザクロに含まれているポリフェノールにはアントシアニンとタンニン(エラグ酸)が含まれており、どちらも抗酸化作用が強いことから紫外線による肌細胞の酸化を防ぎます。エラグ酸はberry系のフルーツに豊富に含まれるポリフェノールで、日焼けの原因となるチロシナーゼ(※)の働きを阻害するため、抗酸化作用と合わせて美白効果が高い成分とされています。

(※チロシナーゼ:生成されたメラニンを褐色に変色される働きをもつ酵素)

錆びない肌に!〝リコピン〟

トマトにリコピン

リコピンはトマトに含まれる色素成分で、このリコピンの抗酸化作用はビタミンEの1000倍といわれており、酸化した細胞を還元(抗酸化)する効果の高い成分として多くのサプリメントに使用されています。また、エラグ酸と同様チロシナーゼの働きを阻害して肌の褐色化を防ぎます。