ノーブの主成分、シダ由来成分PLエキスを使用するにあたり、副作用が気になるところですね。

いくら天然由来のものでも、人によっては持病の悪化を招くことだってあります。

例えるなら、アロマセラピーで使用するアロマオイル(精油)の中には、生理不順などホルモンの分泌を促す効果をもつものがあります。これを妊婦さんが使用した場合、必要でない作用が起きて早産や流産を誘発しかねないというものです。アロマオイルはマッサージやお風呂などで使用するため、肌から直接吸収され作用します。妊娠中は敏感になっているので、香りを楽しむだけでも、吸い込んだ香りによって脳が刺激され、ホルモンの分泌に影響が無いとは言えないのです。直接摂取するわけでもないアロマオイルですら、こうした注意が必要となります。

では、シダエキスはどうでしょう?
サプリメントは体内に摂取して効果をもたらすものなので、飲む前には必ずチェックが必要かと思われます。

アレルギー体質

シダアレルギーの方は避けるべきでしょう。
少数ですがアメリカのサイトで少数の副作用の報告があがっています。

まれに吐き気、消化不良や皮膚のかゆみを引き起こすとのこと。シダアレルギーで肌のかゆみ

シダエキスは通称PLエキス、またはFernBlock(フェーンブロック、ファーンブロック)と呼ばれています。
この成分を主成分とした飲む日焼止め商品が国内外にいくつかありますが、最長でも5か月の継続した使用は問題なかった、との報告しか公表されていたいため、それ以上の長期使用の副作用は明確ではありません。
また妊婦や授乳中の女性の使用における安全性を証明する報告もありませんので避けた方が無難でしょう。

飲んで何かしらの異常があった場合は、すみやかに医師に相談しましょう。アレルギー体質の場合は、服用前に医師に相談してからの方が安心です。

シダ植物に含まれるチアミナーゼ酵素に注意

サプリメントとして販売されているものには、原料に含まれる体に有害な成分は通常取り除かれていることが常識です。

シダ植物にはチアミナーゼという酵素が含まれており、ビタミンB1を分解する作用を持っています。
ベリベリ病(beriberi)という病気を聞いたことはあるでしょうか?
日本では脚気(かっけ)と呼ばれていますが、これはビタミンB1欠乏症が原因で起こる疾患の一つです。
ビタミンB1は、糖質をエネルギーに変える大きな助けとなっています。糖質は脳の最大の栄養と言われているため、ビタミンB1が欠乏すると、脳が虫垂神経や末梢神経をコントロールできなくなり、精神が不安定になったり集中力が散漫になったり、イライラ、不安感、運動神経の低下を招くのです。
シダ植物のチアミナーゼ
つまり、シダ植物が体の抗酸化に有効だ、という情報だけで、シダ植物(ゼンマイ、ワラビなど)をしっかりアク抜きせずに食することは避けてください。
チアミナーゼ酵素は幸い加熱するとその効力を失いますので、しっかりと火を通して食べることが大切です。

他の薬の服用中

サプリメント類を摂取する場合、他の薬を服用している場合は必ず医師に相談してから摂取してください。

子どものサプリメント服用

4歳未満の子どもの場合、臓器が成長段階でありサプリメントそのものが臓器に負担を与えることになります。消化不良による腹痛、下痢、過剰摂取などの懸念があるので、飲ませないようにしてください。