飲んではいけない年齢
飲む日焼け止めは天然由来の成分を使用した〝食品〟に位置づけられるサプリメントですので、小さな子どもが飲んでも問題はないとされています。ただし体の発達がおちつく4歳頃までは特定の栄養を多く取ることによって成長に影響が出るとする意見もあることから、サプリメントの服用は4歳頃~それ以降が適当だとされています。
こんな人はだめ
妊娠中
サプリメントの成分は天然成分でできていますが、カプセル本体や、カプセルの接合に使用される成分には化合物(科学的に合成した物質)が使用されていることが多く、化合物を取ることで胎児に影響を及ぼす可能性があるため、妊娠中には服用が推奨されていません。
アレルギーに注意
飲む日焼け止めには主成分として配合される成分のほかに、美容効果のある成分として植物由来の副成分が配合されていることが多く、そのなかには大豆や麦などが使用されていることも多いため、そのような食品にアレルギーがある場合には成分をチェックしてからの購入が望ましいです。
サプリメントをとると痒みがでる
サプリメントを比較的多く摂取している人に見られるのが、肌の痒みや湿疹などの症状です。これは、サプリメントそのものに含まれる成分が体に合っていないか、カプセルの製造の際に使用される化合物の蓄積によるものだと考えられています。化合物によって肌に炎症が出る人の多くはアトピー性皮膚炎や敏感肌などの人が多く、経口から摂取するものはなるべく化合物や添加物を使用していないものを摂る必要があります。サプリメントのメーカーによっては、アレルギーの原因となる成分を徹底的に排除した製品を販売しているメーカーもあるため、(ビリジアンなど)そのようなサプリメントを試してみる価値はあるでしょう。
サプリメントの位置づけ
サプリメントを安全に摂取するためには、〝栄養補助食品〟としてのサプリメントの位置づけを理解する必要があります。〝飲む日焼け止め〟として販売されているサプリメントは、薬としての作用があるかのような印象で販売されていますが、原料として使用されているのは抗酸化作用の強い植物由来の成分に美容効果の高い野菜や果物の成分をプラスしたものです。つまり、そのような成分は日常的な食事でもとることが可能なのです。普段の食事でとりきれない栄養素を補うという意味で服用するのが正しい方法であり、サプリメントのみによって必要な栄養素を取ろうとする方法は効果的ではないだけでなく、痒みなどを起こす原因にもなるため、注意が必要です。