麹酸コウジ酸は日本の食文化においてはもっとも馴染みのある成分の1つで、様々な発酵調味料(醤油・味噌・日本酒)にも含有しています。
そのため、日本で生活している上でコウジ酸が不足するということはほとんど考えられないと言えます。
また、コウジ酸にはメラニン生成の阻害作用 / 抗酸化作用がありますが、これらの効果をあげる天然成分はほかの食材にも多くふくまれるため、コウジ酸の不足によって健康に影響がでることはありません。化粧品に配合されているコウジ酸は肌表面から浸透するため、美白効果が高いと言えます。
肌においてコウジ酸が不足することは、メラニン生成が〝通常通り〟に行われることとなり、不足によって肌トラブルが進行するということではありません。

麹美白化粧水を自分でつくる場合

◎材料◎
麹(乾燥麹の場合=25g / 生麹=35g)
お湯(60℃)200cc
ガーゼ(滅菌処理した清潔なもの)
保存用容器(清潔なビンなど)◎つくりかた◎
麹を容器にいれる・・・麹を手でこまかくほぐします。乾燥麹の場合は特に念入りに。
麹にお湯を入れる・・・用意しておいたお湯を入れ、かき混ぜる。2時間~3時間程度常温でねかせる。(※麹菌は45℃から60℃の間でよく活動するため、温度が高すぎても低すぎても麹菌の活動が弱くなります。ヨーグルト用、パン生地用などの発酵器がある場合には40℃程度に設定し、その中でねかせます)
麹を濾す・・・2~3時間ねかせた麹を清潔なガーゼで濾す。
容器に入れる・・・煮沸したガラス容器などに移し替える。
※保存の注意:保存は冷蔵庫で。変色、においの変化があらわれたら消費期限です。
※麹の香りが独特で使いづらい場合には普通の化粧水に混ぜたり、天然アロマエキスをプラスしても◎
※冷凍保存も可能です。使用する前に冷蔵庫にもどします。










日本酒由来の化粧水など

酒造メーカーなどからリリースされている化粧品のシリーズも人気があります。有効成分としてコウジ酸の表記はないですが、コウジ酸は日本酒の発酵の工程で生成される成分のため、コメ発酵エキスの中に含まれていると考えられます。化粧品メーカーのものよりはかなり安価ですので、気軽にコウジ酸の効果を試したい人にもオススメできます。

白鶴

白鶴 美容クリーム大吟醸のうるおいクリーム 90g / 1,291円・・・大手酒造メーカー白鶴の美容クリーム。
Amazonでの評価がかなり高く、人気の商品です。米発酵液にくわえ、肌のバリア機能を高めるセラミド、肌にうるおいをあたえるヒアルロン酸をプラスしています。

菊正宗

菊正宗 化粧水日本酒の美容水 高保湿 500ml / 614円・・・コチラは菊正宗からリリースされている美容化粧水のシリーズ。コメ発酵液の美容成分を高濃度で配合することで実現した美容液です。