アルブチンは美白作用をもたらしますが、使用を中断することによって肌の褐色化が通常より加速するといったことはありません。(使用の継続による依存性はありません)
アルブチン配合の化粧品を使用する場合
アルブチンは多くの化粧水や美白乳液などに配合されている成分です。アルブチンの美白効果だけを実感したくても他の成分が同時に配合されていることが多く、そのなかには防腐剤、香料、着色料といった添加物も含まれています。肌が弱い / アレルギー体質である / アトピー性皮膚炎である などの事情がある場合には、アルブチンの成分のみに含まれているエッセンス(商品ランキング参照)を刺激のすくない他の化粧水などに混ぜてつかうことで肌への刺激物質をへらし、かゆみや炎症を防ぐことができます。
ハイドロキノンについて
アルブチンから糖を除いた成分として、ハイドロキノンがあります。ハイドロキノンは高い美白効果があることからレーザー治療にも替わる美白効果があると称賛するひともいるほど、高い効果があるとされますが、通常は皮膚科や病院の処方によって塗り薬に配合される成分で、効き目が強いことから使用には注意が必要です。ただしハイドロキノンはメラノサイト自体の数を減らす効果があることから、紫外線による色素沈着以外にもニキビ跡、やアトピーの炎症後としてのこった跡などを消す作用もあり、正しく使用することで効果を出すことができるものです。
夏~秋に不足しがちな成分
夏~秋にかけては紫外線B波がつよくなり、それにともなってメラニン生成の量も増える季節であるといえます。メラニンは肌細胞内に発生する活性酸素の量が増えことがきっかけで生成が開始されますが、一度生成が始まるとその後紫外線を浴びていなくてもメラニンの生成が続くという性質があるため、夏~秋にかけての肌ケア対策としてはアルブチンを初めとした〝メラニン生成抑制効果〟のある成分を配合した化粧水などによる継続したケアが効果的だといえます。また、夏場は発汗作用がたかまることから肌細胞(体全体)のミネラルが不足しがちになり、それによって細胞の機能を保つのに必要なカルシウムやマグネシウムといった成分が不足しがちになる傾向があります。肌の機能を保つためにはそれらの成分を含む食物(海藻類・ナッツ類)を意識的に摂取するなどの対策のほか、ミネラルを配合した化粧水や温泉水(硬水)などを利用して補うといった方法が有効です。