カモミラETは自然由来の成分から抽出しているため、副作用はほとんどないと言えます。美白化粧品の副作用というと、白斑の被害が記憶に新しいカネボウの美白化粧品を思い出すひとも多いかと思いますが、白斑被害のある化粧品に使用されたのはロドデノール(Rhododenol)という化合物(科学合成した成分)で、カモミラのような自然由来の成分とは全くことなる成分です。
自然由来成分が注目される理由
カモミラETは1999年に登録された、比較的新しい美白有効成分といえますが、近頃では化粧品にかぎらず、自然由来の成分による日焼け止めや洗浄剤(せっけんなど)が注目されています。
自然由来の成分を原料に使用すると、コストが高くなるというデメリットがありますが、それでも売り上げが伸びている理由は、その〝安全性〟にあります。
化合物を使用した商品は安価なものが多く、大量生産 / 大量消費に向いていると言えますが、最近ではそれと反して、多少高くても安全でクオリティの高いものに需要が集まる傾向があるといえます。
カモミールで美白する方法について
カモミラETは前述の通り、その美白効果に注目した化粧品メーカーの花王が美白効果の高い成分として登録したものですが、カモミール自体の効能としては一般的なカモミールエキスを使用した商品と同様だと言えます。
美白化粧品を使用したことで起こる副作用があるとすれば、カモミールの有効成分以外の化合物(香料 / 着色料などを含む)によることが原因である可能性も高く、敏感肌の人や肌に疾患がある場合などには無添加のカモミールエキス配合クリームなどに置き換えるか、ハーブティーなどによる経口摂取のほうが望ましいといえるでしょう。
サプリメントで摂取する際の注意
カモミール自体に副作用の可能性がほとんどないのは前述のとおりですが、サプリメントによってカモミールエキスを摂取する場合には、他のサプリメントとの組み合わせによって、体に痒みなどの症状があらわれることがあります。
サプリメントを多くのむことによって現れる痒みの原因の1つとしてカプセル剤の接着に使用される添加物などがあります。
サプリメントのメーカーによってはこのような症状を防ぐためにすべての原料に天然素材をしようするなど、徹底しているところもありますが、サプリメントをとる場合は有効成分の他にカプセルそのものの成分も同時に摂取しているということを念頭に置いておく必要があるでしょう。