アルブチンはハイドロキノンに糖が結合した構造をもっていることから、肌に対して刺激がすくなく、副作用の可能性のない安全な美白成分と考えられています。
ハイドロキノンの副作用
ハイドロキノンに関しては白斑の被害が記憶に新しいですが、アルブチンと構造が似ているものの、効果はアルブチンの10倍~100倍ともいわれており、使用には注意が必要です。
厚生労働省によって認可されている配合濃度は5%未満となっており、初めて使用する場合や肌が弱い場合には厚生労働省の推奨する2%程度のものを使用するほうがよいでしょう。
シミ・色素沈着を発生させにくい体にするには?
メラニンは細胞内に発生するフリーラジカル(活性酸素)の害から細胞をまもる為に生成される色素成分です。この細胞酸化のプロセスをシャットアウトするものとして、〝飲む日焼け止め〟などのサプリメントが人気を集めていますが、このような商品に配合されている有効成分が抗酸化作用の強い天然由来の成分です。
美白化粧水や乳液が肌表面のみに作用するのに対し、服用する〝飲む日焼けどめ〟は体の内面から体内を循環し、細胞の活性酸素を取り除く働きがあります。
長期にわたる色素沈着は活性酸素の害に対する過剰な防御反応によってメラニン生成のコントロールが効かなくなっている状態であることから、このような症状を抑えるには体全体の抗酸化が必要だといえるでしょう。
活性酸素チェック
肌のシミ、そばかすの原因となるメラニン、そのメラニンを発生させる原因となる活性酸素ですが、この活性酸素は紫外線以外の原因によっても体内に発生するものです。活性酸素は次のような要因から発生するため、あてはまる項目が多いほど細胞内、体内の活性酸素の量が多いと考えられます。
- 外での活動、作業などが多い(日光を浴びる時間が長い)
- タバコをすっている
- アルコールを飲むことが多い
- コンビニの弁当やおにぎりなどを買うことが多い
- 加工食品、冷凍食品をよく食べる
- 食事の時間が不規則である
- 寝る時間、起きる時間が不規則である
- 大気汚染のひどい場所にすんでいる
- 職場や家庭でストレスを感じることが多い
- 睡眠不足になることが多い / よく眠れない
活性酸素を取り除くには、上記の当てはまる項目をなるべく減らすことのほか、活性酸素によって酸化する細胞を還元する抗酸化物質(ポリフェノールの多い果物、野菜や発酵食品など)をとることで活性酸素によって酸化した細胞を還元(抗酸化)する方法も有効です。