体内から日焼け止めってどんなメカニズムだろう？
日焼けの根本的な原因は細胞の酸化
そもそも日焼けとはなんなのでしょうか？
肌を黒くすることから特に女性の美容の敵と考えられていますが、実は日焼けは肌にとってとても大切な防御反応なのです。
紫外線を受けると肌の細胞は〝活性酸素〟という物質を生成します。この活性酸素は分子の欠如した不安定な原子であることから、他の健康な原子から分子を奪い、酸化させてしまいます。
この〝酸化〟は周りの原子に波及し、細胞の死滅を引き起こすことから、体は活性酸素の害が広がらないように、紫外線をブロックしようとします。そこで生成されるのがメラニンという色素成分です。
メラニンの黒い色によって紫外線をブロックし、活性酸素が生成されるのを防ぐため、メラニンの生成による日焼けは体にとって大切な防御反応なのです。いわば細胞にとって日傘のような役割をもっているのですね。
酸化によるメラニン生成をなくす方法とは？
しかしいくら体を守るものとはいえ、やはり美容のために日焼けをしたくない人は多いでしょう。
メラニンを生成せずに紫外線による活性酸素の発生を抑える方法の一つが、〝活性酸素〟によって酸化する組織を〝抗酸化〟することです。そこで登場するのがnoUVの主成分である〝シダエキス〟。noUVの主成分に使用されるポリポディウム リュウトコモスは、中米に生息しているシダ植物で、この地方の日照時間は一日平均12時間（日本の一日平均日照時間は4～6時間程度）とされており、長い日照時間に耐えるためにこの植物が自身を紫外線の害から守るために、他の地域の植物にはない特性を備えたと考えられています。
色素成分によって紫外線をブロック
このように植物の特殊な抗酸化物質によって紫外線による細胞の酸化を防ぐ方法のほかに、人間でいうメラニンのような働きのある、植物由来の色素成分によって紫外線をカットする方法も有効であるとされています。
そのような効果のある色素成分としては、トマトに含まれるリコピンや、クチナシに含まれるクロセチン、マリーゴールドに含まれるルティンなどがあります。
抗酸化効果で日焼け防止+肌の免疫力アップ
〝肌の酸化を抑制〟+〝植物の色素成分による紫外線ブロック〟をすることによって、酸化に対する防御反応であるメラニンの生成を抑えることができるため、日焼けに効果があるというわけです。
このシダの成分はとくに肌の免疫力を高めることが多くの研究によって明らかになっており、皮膚がんや、その他の皮膚疾患に対しての治療にも使用されています。また、さまざまな肌ストレスを引き起こす〝ロイコトリエン〟という物質の生成を抑える作用もあることから、肌に対する抗アレルギー効果も高いとかんがえられています。
