妊活中にサプリ〝やかないサプリ〟は体の細胞の酸化を防ぎ、妊娠に必要な臓器や血液に対しても抗酸化作用があることから、妊活中に飲んでも効果があります。
体の細胞を作り変えるのを促進する成分も配合されていることから、子宮内の細胞の代謝をアップさせ、生殖機能の働きを高める効果があるでしょう。
とくに血液は酸化することで体全体の免疫力や機能を下げ、動脈硬化や高脂血症などの原因になると考えられていますが、抗酸化することで老廃物の処理を効率的に行うことができるようになることから、それによって〝血流の改善〟〝冷えの予防〟〝肩こりや筋肉痛の緩和〟など妊活をサポートする効果もあります。

妊活サプリって?

サプリの中には特に妊娠の機能をアップさせるための〝妊活サプリ〟と呼ばれるものが人気です。
このサプリも植物由来の成分や、ビタミン、ミネラルなどが配合されており、効き目は穏やかですが、〝血行改善〟〝冷え性の予防〟〝ホルモンのバランスを整える〟などの効果が特徴です。

妊活に葉酸サプリ?

特に多くの妊活サプリに配合されているのが〝葉酸〟の成分です。葉酸はビタミンBの一種で、妊娠の初期段階で赤ちゃんの体を作るのに必要な栄養素であることから、妊娠時に不足していることがないよう、妊娠前から摂取するのが良いとされているのです。
また、葉酸が不足した状態だと赤ちゃんが十分に成長できないことから先天性の疾患(二分脊椎症、無脳症)の原因になる可能性があると考えられています。

ホルモンバランスに影響のあるサプリ

生殖機能を維持するのに重要なのが〝女性ホルモン〟〝男性ホルモン〟のバランスです。女性は女性ホルモンを、男性は男性ホルモンを優勢に保つことで生殖機能の働きを高めることができます。
女性の場合にはエストロゲンとプロゲステロンという二つの女性ホルモンの分泌によって生理の周期がコントロールされています。サプリメントの中にはこのエストロゲンと同様の作用をもたらすもの(プエラリアミリフィカなど)があり、このようなサプリメントは飲むタイミングによって2つの女性ホルモンのバランスを崩して体の周期を乱す作用があるため、摂取のタイミングには注意が必要です。

妊娠中のサプリはNG

胎児に影響基本的に妊娠中にはサプリの服用は推奨されていません。
これは、特定のビタミン(レチノールなど)が細胞の分裂を活発にする作用があることで胎児の成長に影響があることや、サプリメントそのものの精製につかわれる化合物(接着剤など)が胎児に影響することなどが懸念されるためです。