シミの原因となるメラニン生成の過程

シミの原因は

  1. 紫外線(A波・B波)によって肌細胞にフリーラジカルを発生させ、細胞を酸化・劣化させます。
  2. 紫外線によるフリーラジカル発生を食い止めるため、肌の角化細胞からメラニン生成の命令がだされ、メラニンが生成されます。
  3. 生成されたメラニンに紫外線(A波)が照射されることで褐色に変化し、日焼けとしてあらわれます。メラニンはその褐色の色素によって紫外線を吸収し、肌に紫外線が入り込むのをブロックする働きがあります。
  4. 役目を終えたメラニンは一定の期間で代謝され、垢として排出されます。それによって肌はもとの色にもどります。




シミの解決方法は?

シミはメラニンが代謝によって排出されない状態 / もしくは異常生成されつづける状態で、シミを解決する方法としては次のような方法があります。

  1. 紫外線による肌へのストレスを減らす
  2. 新陳代謝を高めて生成されたメラニンの排出を効率的に行う
  3. ビタミンCなど色素そのものを薄くする成分でシミを消す
  4. 異常生成の原因(ホルモンバランスなど)を解消する

飲む日焼け止めはシミに効くの?

実は美白サプリメントと、飲む日焼け止めは効果としてかなり似ているといえます。どちらも抗酸化作用の強い成分を含んでおり、肌のハリや弾力のもとになるたんぱく質(コラーゲン・エラスチン)の生成を促進するビタミンCや、肌の新陳代謝を高めるビタミンB群などを配合しています。飲む日焼け止めにはそれぞれ特定の植物から抽出した成分を使用しており、その点が美白サプリメントと異なる点といえます。

日差しが弱くても注意!

光老化

メラニンを褐色変化させるもととなる紫外線A波は、冬から秋にかけての日差しの弱い時期や、明け方、曇りや雨の日でもその照射量は年間を通してほとんど変化しないため、紫外線対策は季節や天候にかかわらず、年間を通して必要だと言えます。紫外線A波は照射されても肌の炎症などを起こさないため、ダメージに気付きにくいですが、肌の深部にまで入り、コラーゲンなどのたんぱく質にダメージを与えて〝光老化〟をおこす原因となります。